私たちの日常はガラスに囲まれています。
雨や風、不快な外気から私たちを守り、快適な空間と暮らしを提供してくれるガラス。
しかしながら、災害時にはそのガラスが割れ、私たちを襲う凶器となってしまったことも悲しい事実です。
防災ガラスとは ?
安全ガラス(合わせガラス、強化ガラス)のうち、特に脱落防止性能に優れた合わせガラスを 「防災ガラス」 と言います。
強靭な中間膜を2枚のガラス板の間に挟み、熱と圧力とで完全に接着させたガラスです。
耐貫通性能、紫外線カット性能、防犯性能、遮音性能にも優れており、衝撃によりガラスが割れても、破片が落ちることはほとんどありません。
防災ガラスは割れないの ? とご質問いただくことがありますが、残念ながら割れないガラスはありません。
ただ、強度が強く割れにくかったり、万一割れてしまったとしても破片が飛び散ることが少なく済みます。
災害にあっても、被害を最小限に抑えることができる。それが「防災ガラス」をお勧めする1つの理由です。
防災ガラスの性能は ?
脱落防止性能
脱落防止性能とは、飛散率が非常に小さいことを示しています。
衝撃によりガラスが割れても、脱落防止性能によって、破片が落ちることはほとんどありません。破壊後にさらなる変形を加えても、飛散率は2%程度。その破片も最大で約6~25g程度に納まっており、防災性能に優れていることが分かります。
出典:財団法人 日本建築防災協会「ガラス飛散防止性能検討業務 報告書 平成15年3月」より
耐貫通性能
防災ガラスは、衝撃による破損が少ないといわれています。
合わせガラスとフロート板ガラス(通常のガラス)の衝撃による破損状況を比較した写真です。
フロート板ガラスは鋭い破片となってしまうのに対し、合わせガラスは衝撃に対しかなりの強度があることがわかります。
ガラスによる大ケガや落下事故といった、被害の拡大を防止します。
ガラスで始める安全対策
室内に自然の光をとりこみ、外の景観を楽しむことができるのは、透明なガラスがあるからです。
風や外気から守る役割も果たしています。
しかしながら、ガラスは割れると鋭利な破片となり、私たちを脅かす存在に…
突発的な災害から逃げ切ることはできません。 だからこそ、ガラスの対策を考えていく必要があると私達は考えています。
優れた安全性能に、防犯・防音など様々な機能をプラスすることも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
こちらの動画では、様々なガラスの種類での飛来物実験が見られます。
お時間5分程ですが、よろしければご覧ください。
(出典:日本板硝子 ガラスワンダーランド)
ホームページのお問い合わせフォームからお問い合わせを頂く際に写真を添付していただくことで、リモートでのお見積もりも可能です。ぜひご利用ください。
実際の下見・打ち合わせなど対面の際には、マスク着用のうえ適切な距離を保って行っております。