大型の台風が日本に接近してきています。
窓ガラスは台風の強風による風圧だけで割れることはなく、強風によって飛んできた飛来物が当たって割れてしまいます。
台風は突然やってくる災害です。
その発生をとめることはできませんが、万一に備えた対策をすることが大切です。
台風が来る前に準備できること
台風や大雨の時に物が飛び始める目安は風速20m/s以上。
屋根瓦や屋外にある物が飛んでガラスに当たって割れたら大変危険です。
まずは、家の中や外にある危険を未然に防ぎましょう !
安全対策チェック !
- 雨樋
- ベランダ・庭まわり
- 側溝
- 屋根・ガラス
雨樋
落ち葉などは詰まっていませんか ? 雨樋のつまりは雨漏りの原因になります !
ベランダ・庭まわり
ベランダや庭まわりの鉢植え、自転車など風で飛ばされるものは取り込みましたか ?
物干し竿も飛ばされないようにしっかりと固定しましょう !
側溝
家の周りの溝が落ち葉や泥で詰まっていませんか ?
きちんと排水ができているか確認しておきましょう。
屋根・ガラス
瓦が剥がれていませんか ?
窓にひび割れやガタツキはありませんか ?
雨戸はしっかりと閉まりますか ?
いざ、雨風が強くなると確認することも危険です。台風が近づいてくる予報が出た時点で、お天気のよい内に確認をしておくことをオススメします。
不安な箇所がある際には、早めに専門の業者さんなどに連絡をして対策をしましょう !
雨戸・シャッターがない窓を守る方法
飛来物から窓を守るには、雨戸・シャッターが大変有効です。(雨戸・シャッターの事例はこちらよりご覧いただけます)
とはいえ、台風が来た ! といってすぐに雨戸やシャッターを取り付けることは難しいですよね …
しかし、何もしないままではガラスが割れたり、割れたガラスの破片でお住まいは安全な場所ではなくなってしまいます。
そこで、ご自宅で簡単にできる対処法をご紹介します。
台風時の窓ガラス対策 !ダンボールと養生テープをご用意ください
「ダンボールと養生テープ」を使った窓ガラス割れ・飛散防止対策です。
養生テープはマスキングテープとも呼ばれていますが、ポリエチレン製や布製などのテープのことです。
粘着力があまり強くなく、剥がしやすい特徴があります。
ホームセンターで300円程度で売られています。100円ショップでも購入が可能ですが、強度は少し弱くなるかもしれません。
養生テープが手に入らない場合はガムテープでも代用できますが、ガムテープは剥がした後がベタベタになりますので、おすすめできません。
どうしても養生テープが手に入らない場合には「布」製が一番おすすめです。
窓にダンボールを貼る
テープを使ってダンボールを窓枠に貼り付けていきます。
ダンボールの重なる部分もテープでしっかりとつないでおくことが重要です。
これで、ガラスが割れたときに破片が飛び散って怪我するのを予防することができます。
ガラスにテープを米印ではっていく
ガラスに内側からテープを「米」印に貼っていくだけです。
念には念をと「米」印の上から重ねてタテ・ヨコと一面に貼れば、飛散防止を強化できます。
これだけで、直接物が当たった際に割れることは防げませんが、ガラスの飛散をある程度軽減することができます。
窓にダンボールを貼って、上からテープで「米」印にテープを貼っておくことができれば更に安心です !
また、台風が直撃している際にはカーテンやブラインドは必ず閉め、窓の近くには絶対に近づかないようにしましょう。
万一、ガラスが割れてしまった時の対処法
台風で窓ガラスが割れてしまったら、「とにかくガラスを片付けなきゃ…!」となってしまうかと思いますが、暴風がおさまらないうちに窓ガラスに近づくのは危険です!
窓ガラスが割れれば外から雨風も吹き込み、なんとかしなくては ! と思われてしまう気持ちもわかります。
しかし、怪我をしたり、ガラスが割れた窓枠から他の物が飛び込んでくる可能性も十分に考えられます。
まずガラスが割れた部屋を離れ、身を守るために厚手のお布団や毛布などをかぶって安全を確保しましょう。
ガラスの破片で足を切ったりしないように、ご家族皆様分のスリッパのご用意もおすすめします !
暴風が収まったら、地元のガラス店やガラス修理ができる専門店に連絡をしてください。
割れたガラスは大変危ないですので、お手を触れずにお待ちくださいね。
災害はないのが1番ですが、万一に備えて対策は充分に行っておきましょう。
もし、不安な点があったりお困りの際にはぜひお気軽にご相談ください !
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