ペットの熱中症を防ぐ住まいづくりのポイント

今年も想定外の気温が続く、暑い夏です。

人だけでなく大切なペットにも、室内熱中症の危険は迫っています。

ペットは体温調節がとても苦手

全身を毛皮で覆われているワンちゃんやネコちゃんは、実は夏の暑さが大の苦手です。

肉球以外に汗腺がなく、人間のように汗をかいて体温を調節することができません。

室温や体調など、飼い主がしっかり注意しケアしてあげることが大切です。

ペットの熱中症対策

室内が暑くなってしまう原因と対策

原因 1. 窓・ドアから外気の熱が流入

住宅の中で最も熱の出入りが大きい場所は、窓・ドアなどの開口部です。

ペットの熱中症対策

全体の73%の熱窓やドアから入ってきています。

この熱が室内の温度を上昇させて、室内熱中症の原因になります。

エアコンをつけていても、強烈な日差しが入る部屋は室内温度がぐんぐん上昇するため、しっかり日差し対策を行うことも重要です。

窓・ドアからの外気の熱の流入を防ぐ対策

外からの熱の侵入を抑えるのは、窓の外から熱をカットするのが効果的です。

夏の室内の温度上昇を防ぐには、入ってくる熱を元からカット !

カーテンだけでは、太陽の熱を45%しかカットできないのに対して、外付日よけの『スタイルシェード』をつけると、約83%をカット。

室内は最大で3.5度も下がり、光熱費の節約にも効果があります。

室内熱中症対策に日除け

LIXILのスタイルシェードは、熱の大部分を窓の外側でシャットアウトできるので、室内の温度上昇をしっかり抑えられます。

原因 2. 風通しが悪くて部屋の湿度が高くムシムシする

部屋の暑さの原因のひとつが、風通しの悪さです。

風通しが悪いと室温が上がりやすく、空気も循環しづらくなり、ムシムシして不快指数もアップします。

秒速1mの風が吹き抜ければ、体感温度は1度下がるそうです。

風が部屋の中を自然に流れていくような工夫も大切です。

ペットがいても安心して使用できる仕様の網戸で対策

あまり暑くなく過ごせる日は、窓を開けて風を通すことで体感温度を下げることができます。

網戸にすれば虫が入る心配もなく、ペットも過ごしやすくなりますね。

ただ、心配なのはペットが網戸を引っ掻いてしまうこと …

ペットがいても、安心して網戸にしておけるために、網を樹脂でコーティングして、強度をアップした 「ペットネット」 がおすすめです。

ペットがいても安心な網戸ペットネット

樹脂でコーティングしているため、ペットがツメで引っ掻いても、破れにくく、網目がズレにくい構造になっています。

また、ドアを閉めたまま風が採り入れられ、防犯上の心配もない「採風玄関ドア」への交換もおすすめです。

網戸がついているので虫も入ってくることなく、屋内に安心して風を取り込むことができます。

原因 3. 断熱性が低く、冷房効率がダウン

真夏日が続く季節は、冷房もフル稼働です。

でも、いくらつけても効きが悪くて室温が下がらない … そのような時は、直射日光が当たっている窓ガラスに内側から手を当ててみてください。

手のひらに熱を感じれば、窓ガラスの遮熱、断熱効果が低いということ。

内窓をつけたり、窓ガラスの交換で解決できることもあります。

暑い夏の日差しを遮断、遮熱高断熱Low-E複層ガラスを入れた内窓 『インプラス』 で対策

今ある窓の内側に取り付けるだけで、簡単に施工が完了する内窓 「インプラス」

ペットの熱中症を防ぐ住まいづくりのポイント

窓の性能のカギを握る大切なポイントのひとつが 「ガラス」 です。

ガラスの選び方次第で、窓の性能や機能が変わります。

また、内窓を取り付けることで、暑い日差しをカットするだけでなく、防音効果も発揮。

遮音性の高い窓にすることでご近所に漏れる鳴き声の大きさを軽減すると同時に、遮熱性の高い窓をお選びいただけば、夏の日差し対策も期待できます。

人もペットも快適に健康に過ごせる夏の住まい。

大切な家族の一員であるワンちゃん・ネコちゃんを室内熱中症から守るため、適切な水分補給への配慮とともに、室内温度の管理にぜひ気をつけてあげたいですね。

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